光ヶ丘団地

光ヶ丘団地は、昭和30年に設立された超大型団地です。

戦後、日本の住宅難を緩和するため、昭和30年に日本住宅公団が発足。最初に手掛けたのがここ光ヶ丘団地でした。
4万坪に974戸を擁する大型団地で、昭和32年2月に行った入居募集では1万3千件(約14倍)にも及ぶ申し込みがありました。

日本国内初の大型団地ということもあり、テレビや週刊誌などで大々的に宣伝されたため、全国的に有名に。「柏市」は知らないが「光ヶ丘団地」は知っている、という人も多かったようです。
建物の形状がハーモニカに似ていたことから、ハモニカ長屋と呼ばれたこともありました。
昭和32年は秩父、高松両妃殿下が視察に来られ、続いてアメリカ大使館一行も視察。
昭和34年にはNHKが「明日へ開く窓(集団住宅)」として光ヶ丘団地を紹介しました。

 

当時は道路が舗装されていなかったため、南柏駅から約35分、砂利やぬかるみの道を歩いていた状況で、駅との往復のバスは、右に左に傾き、上下に飛び跳ね、乗り心地はひどいものだったそうです。

当町会はこの光ヶ丘団地の道路を挟んだ隣に位置しますが、この道路の交通量が増え、歩きにくい歩道を整備するよう市に陳情したのは、もう少し後の話になります。

光ヶ丘マーケット

光ヶ丘団地と共に設置された商店街「光ヶ丘マーケット」は団地の北側にありました。平成6年に撮影された写真がありましたので、他のホームページから引用させていただきました。

 

現在の光ヶ丘団地(グリーンタウン光ヶ丘)

現在は全館建て替えが行われ、名称も「グリーンタウン光ヶ丘」に。
団地建設当初は、樹木をすべて伐採したために、風が強い日には砂埃が舞う「ホコリヶ丘」と呼ばれたものですが、今は高層マンションと樹木が共生する美しい佇まいになりました。